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  4. 【防災ママレポートvol.1】関東大震災から学ぼう!火災旋風ってなに?
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1923年9月1日の出来事。神奈川県相模湾を震源としたM7.9の関東大震災がおきました。

江戸下町に住む数万人もの人々が避難した被服廠跡(現•横網町公園)で風化させてはいけない大惨事。ママの皆さんにまず知っておきたいこの震災、そして震災から発生した火災旋風のことからお伝えします。

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地震火災が起こした火災旋風が多くの人々を飲み込みました。

関東大震災が起きたのは午前11時58分。ちょうどお昼ご飯時ということもあって、台所で火を使っていた家庭も多く、地震火災が136件も発生したそうです。関東大地震による死者は約10万5000人、うち9万人超は地震火災で亡くなったそう。

わたし達ママにとってはお昼ご飯時は台所にいることも多いので、火災で9万人超の死者が出たなんて……きちんと受け止め、明日は我が身と、時間帯による被災対策を考えていかないといけませんね。

約3万8000人の人々がここ被服廠跡で亡くなりました。

被服廠跡とは、正しくは本所被服廠跡といい、元々は軍服を作る工場があった場所のことをさします。

関東大震災発生時には、公園予定地として更地になっていたそう。約24000坪を占めるこの被服廠跡に、数万人もの人々が避難しました。
人と荷物でぎゅうぎゅう詰めとなったこの場所に、地震火災が引き起こした火災旋風や業火が襲い、約3万8000人が焼死するという大惨事が起きたのです。

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避難場所は昔に比べ環境は整っていると思いますが、震災時は何が起こるか分からない状況です。
また精神状態も不安定になっていますから、このような二次災害のことも頭に入れ、落ち着いて動くことも必要とママの方々には覚えておいて頂きたいです。

そこで次に実際おきた大惨事を紹介します。とてもとても恐ろしい内容ですが、しっかりと受け止め、自分がこの状況になったら?と考えるのも防災対策の1つとしていいかもしれませんね。

東京の街を飲み込んだ火災旋風とは?

火災旋風とは火炎と火の粉を含んだ竜巻のことです。炎を含んだ火柱状のものと、炎を含まない渦状のものがあるとされています。また渦状の火災旋風が火災地域を通過する時、火柱状になることも。また火災旋風の風速は秒速100mにも達します。

もう想像するだけで恐ろしいですよね。ですが、火災旋風はいつ襲ってくるか分かりません。それが自然災害なのです。

写真はハンガリーで起きた火災旋風

写真はハンガリーで起きた火災旋風

火災旋風は凶器を空から降らせます。

被服廠跡には川が隣接していました。関東大震災時、船でこの川の中央へ逃げた人も。
しかし、その多くが命を落としました。両岸で猛威を振う灼熱の炎と、火災旋風に巻き上げられ、空から燃えながら降ってくるトタン屋根、自転車、木材などが致命傷となったそうです。

火災旋風から逃れようと水気のある場所へ……と普通なら思ってしまいますよね。まさか、このような被害を被るとは川に逃げた人々は思っていなかったことでしょう。

いつも思っている普通のことが、このような状況の時は違うのかもしれない?という考え方をママのみなさんは持って欲しい事例です。

写真は被服廠跡に飛ばされてきた自転車

写真は被服廠跡に飛ばされてきた自転車

火災旋風に遭遇し、生き延びるには!?

被服廠跡で火災旋風に遭遇しながらも、生き延びた人は約5%ほどいました。生存者の証言記録では以下3つの方法のどれかで九死に一生を得たそうです。
時代は違いますが、現代においてもこのような事態が起きた場合どう避難をしたらいいか!?お子さんを守るヒントもあると思いますので是非メモをとってください!

1.転んだところへ他の人が折り重なって倒れ、直接熱風にさらされなかったそう。

2.火災旋風を避けるように移動し、最後まで必死に逃げ切ったそう。走り回った人もいるし、人混みに押され結果的に助かった人もいます。

3.川、池に飛び込み頭を保護しながら頭部まで潜り、頃合を見計らって呼吸をしたそう。

いずれの方法も死と隣り合わせの状況です。

でもそうまでしないと火災旋風から逃れることはできません。想像を絶しますが、知っていて損はしません!この事例を知らないママ友達にも教えてあげるのもいいと思います。

被服廠跡の悲劇を再び起こさないためには、火災発生時の避難場所の確認も大切です。

近隣の避難場所が火災旋風に耐えられる作りとは限りません。この機会に家族で避難所について話し合ってみるのもいいと思います。
ただ話し合うだけではなく、火災旋風のおそろしさの事例などをきちんとお子さんにも伝え、心構えを共有することも大事なことですね。

ママは女性、力は弱いかもしれませんが気持ちの強さで家族と支え合っていきましょう!