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  4. 3.11に考えたい、もうひとつのキズナ。
防災知識
子供ポートレート

近隣からガス漏れの匂いが漂い始める、にも関わらず目の前の子供部屋のドアがどうしても開かない…。その理由はドア前の本棚が倒れてしまい、塞いでしまっているから。自分一人では力が足りずどうする事も出来ない。周囲の住民は避難を始めており、消防や警察はもちろん、ご主人や友人もとても直ぐには駆けつけられない状況に…。
八方塞がりとなったこんな時、一体誰に助けを求めれば良いのでしょうか?
 
現代、とくに都市部では隣近所の付き合いはもちろん、マンション組合や町内会のような地域コミュニティーが疎遠になっています。 普段は離れたところに住んでいる気の合う仲間や友人とは張り巡らされた交通機関やインターネットのチカラを借りて交流しているのが実情です。
しかしそれは大規模災害によって一瞬で崩壊するもの。 災害は物理的な破壊だけでなく、便利で効率的なインフラの上に構築された、私たちの人間関係=キズナも同時に壊してしまうのです。 災害時に大切なのは、近くにいる救助能力を持った人に手を貸してもらうこと。運良く家の外に出て誰かが来てくれても、一緒にオロオロしたり、助ける腕力や知識がなければ、かえって事態が悪い方向へ行きかねません。
 
子供が一人で助けを求める場合もパニックにならないように、災害が起きた時にどう行動するか、普段からキチンと話し合うことが大切です。
また、それを実行できるように家族はもちろん、近隣コミュニティーとも日頃からキズナを結んでおきましょう! キズナはなにげない挨拶や交流を重ねることで深まっていきます。 例えばコンビニのオーナーの方などは地域との結び付きが強く、オープンしている時間も長いので頼りになるかもしれません。
 
家族や友人とどんなに強いキズナで結ばれていても、大災害の前では近隣コミュニティーのキズナが欠かせないものに。阪神淡路大震災で救助隊が救うことが出来た要救助者は、残念ながらわずか1.7%、住民同士と自力が95%以上を占めています。参考URL:http://www.pref.kochi.lg.jp/uploaded/life/12232_17695_misc.pdf
 
さらに3年前の今日発生した東日本大震災では、多くの住民が近隣コミュニティーのチカラを発揮し、お互いを助け合い沢山の命が救われました。この地域力はすべての人が見習うべきもの。自分の周囲にキズナが結ばれているか? まだ結ばれていないなら、キズナをどうやって結べばか良いのか、防災ママ.comでは一緒に考えて行きたいと思います。
 
最後になりましたが、東日本大震災で亡くなられた方々の御冥福を祈ると共に一日も早い復興を願います。